3)集計の仕方

① スコアシートでの集計
<前後半の集計>
 攻撃回数……線の数を数える(括弧でつないであるものは1回とする       )。そしてスコアの右上にここでは28と書く。
 得点内容……それぞれの内容別に一番右に集計して書く。
 シュートミス……ミス同様に集計する。
② 集計用紙を用いての集計(テキスト参照)
 <ゲーム評価>
 攻撃回数………前後半に集計した数である。
 攻撃成功率……この試合の場合,前半28回の攻撃でスウェーデンは        11点獲得したので11÷28となる。つまり何回の攻撃で        何点とったかを示すものである。
 シュート数……フィールドシュートとペナルティーを区別して示し,        ( )にペナルティー数を示してある。
 シュート率……シュート率も,フィールドシュートとペナルティーを        分けて計算する。
 ミス数・率……ミス数はMISSの欄の数の合計であり,ミス率は全攻撃回数のうち何回のミスで攻撃が終えたかを示すものである。この場合スウェーデンは,28回中8回であるから8÷28となる。ミス率は,20%台かそれ以下であることが強いチームの1つの要素といわれている。なぜなら,このミスで攻撃を終えることは,逆に相手に速攻の機会を与えることになるからであり,このミスからの速攻は非常に成功率が高い(70%以上)ということから考えれば当然である。
 <得点・失点内容の評価>
 これは,前・後半に集計したものをまとめたものである。
 そして,それをペナルティー,速攻,セットとそれぞれの得失点に占める割合を計算し,それぞれの弱点に関して分析する。
 <個人の評価>
 これは,個人がそのゲームのなかで,どこでシュートを何本打ったか,ミスをいくつしてしまったか,また,ペナルティーを何本獲得したかを評価するものである。
 これから大西等は,以下のような考え方で,それぞれのポジションの重要性,チーム内での貢献を見ようとした。
  最終プレー依存率=(個人の最終プレー総数(A十B十C十D))÷(チームの最終プレー総数(A十B十C十D))

最終プレー成功率=(個人の成功プレー数(A十C))÷(個人の最終プレー総数)

A=フィールドシュート成功数
B=フィールドシュートミス数
C=ペナルティー獲得数
D=ミス数

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