1)スローイング動作の指導
①投げ方として、オーバーハンド(ショルダー)スローを習得する。
②ボールの握り方;
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・親指と小指を大きく開いてボールを包み込むように握ります。
- ・リリース時のスナップを利かすことが出来るように手首をリラックスさせます。
③スローイングは足の先から指の先まで使う全身動作
④投げる局面;助走→バックスイング→フォワードスイング→リリース→フォロースルーがあります
⑤助走;
- クロスステップ、ホップステップ、サイドステップ、ジャンプがあります。
- 最初はサイドステップから入るのが容易です。
⑥バックスイング;
- ・ボール保持の体制から身体を後方に捻りながら肘を肩の高さまで上げます。
- ・上腕と前腕の角度は90度くらいにします。
- ・非利き腕は投げる方向に向けます。
- ・胸の前でのボール保持の位置から片手で直線に引きます。
⑦フォワードスイング;
- ・強いボールを投げるためには、全身をムチのように使います。
- ・身体の大きい部分から小さい部分へと連動(運動連鎖)して動かします。(腰→上体→上腕→前腕→手→指)腰からスローして、ボールが後から出てくるような感覚でスローします。
- ・フォワードスイングの中間部分では身体が弓なりにそった状態が見られます。(上写真参照
- ・非利き腕はフォワードスイングの開始と同時に曲げながら胴体に固定させます。
⑧リリース;
- ・ボールを離すときにスナップを加えます。手首をまっすぐ下に振り下ろしボールを逆回転させます。
⑨フォロースルー;
- ・フォワードスイング、リリースの勢いを和らげるように身体の動きを停止させます