小学校のハンドボールの授業
大西武三
ジャンプシュートの指導
ジャンプシュートは、走るリズムで跳躍し、空中で投げます。ゲームでは、ほとんどのシュートはジャンプシュートです。ゴールに向かって走り、ゴールエリア上で打つジャンプシュートは、ハンドボールの醍醐味です。是非子供達にもこのジャンプシュートを経験させてほしい。
ジャンプシュートの難しさの一つは、跳躍しながらバックスイングするところ(上図の融合局面）にあります。
指導ポイント（右利き）
- ・左足で踏み切りながらバックスイングします。
- ・左足で跳ぶ段階指導としては
- 第一段階；ボールを保持した姿勢から左足を一歩踏み出してのジャンプ（一歩のリズム）、
- 第二段階；右足→左足と踏み出すジャンプ（二歩のリズム）、
- 第三段階；左足→右足→左足（3歩のリズム）
と走りのリズムに近づけて行くことによって、走り込みながらジャンプシュートができるようにしていきます。 - ・ジャンプの瞬間に左膝をあげることによって、ジャンプに勢いをつけます。
- ・踏切の一歩前の右足を右側に踏むことによって、左肩、左腰が前方に向いた体勢が作・りやすくなります。
- ・ジャンプの着地は、踏み切った足と同じ左足で着地します。