大西武三
女子の世界選手権大会は、2017年にドイツでフル代表が、2018年にジュニア、ユースの大会がハンガリー、ポーランドにてそれぞれ開催された。日本の女子はこの三大会に出場し、フル代表が16位、ジュニアが14位、ユースが14位の成績を収めている。
フル代表の世界大会は、その歴史も古く、7人制の大会は1957年から開催され、その回数も23回を数えている。そのうち17回出場しているが、これは、アジアでもっとも多い回数である。
ジュニアは1977年から始まり21回の開催である。日本は第1、4回大会は出場していないが、19回出場の常連で、韓国と共にデンマークの20回につぐ出場回数である。
ユースの大会は、始まったのが近年2006年で第7回大会を終えたばかりである。すべの大会に出場している国は、日本、韓国、デンマーク、フランスである。まだ世界的にはこの年代の強化策は進んでいない状態と考えられる。
日本の女子は、これら各年代の大会にアジア代表として出場していることは、世界の競技力を知り、競技力向上のためには必要不可欠であり、心強いことである。2019年の熊本での世界大会、東京オリンピックを控え、国を代表して出場する選手の全体像を知ることは、大変興味深いことである。
国際ハンドボール連盟のホームページより各大会、各チームの資料をダウンロードし統計整理した。
資料は以下の通りである。
フルナショナル 2017世界選手権大会(ドイツ) (24チーム、396名)
ジュニアナショナル 2018世界選手権大会(ハンガリー)(23チーム、367名)
ユースナショナル 2018世界選手権大会(ポーランド)(24チーム、380名)
(参考資料)
2016リオ・オリンピック出場選手の国別にみた選手像について