年齢について

次の図は 年齢について、各カテゴリーを比較したものである。ジュニアは20歳以下、ユースは18歳以下と規定されているために、出場しているいる選手の年齢層の範囲は狭いものとなっている。その点フル代表は17歳から38歳と年齢層の幅が広く、平均は25.6歳である。最年小と最年長では、その差は21歳と大きい。偏差値は約±4歳であることから、世界レベルで活躍するほとんどの選手は22歳から30歳までと言える。それでも35歳以上の選手は8名いる。激しい競技であるが故にその競技力を維持するのは難しいことと思われるが、そのうち3名がゴールキーパーであることを考えると、ゴールキーパーはコートプレーヤーに比較して、より長く、競技力を保てる特性があると考えられる。

若い選手に的を絞ってみると、20歳以下の選手が38名いる。全体の一割が若い選手であり、ジュニアに出場できる年齢層であるが、若くても優秀なるが故に将来を見据えて出場機会を与えている違いない。20歳の以下の選手では、スロベニアとパラグアイが6人、アンゴラが5人、韓国が4人であり、若い選手を投入しているという点で特徴がある。

age

身長について

身長は、フル代表の平均が175.5㎝であり、標準偏差が6.5であることから、ほとんどの選手が169㎝から181㎝の間にあることが分かる。一般的な成長は20歳がピークと考えられることから、3つのカテゴリーに属する選手の身長はピークに達していると考えられる。従って、三カテゴリーの間に大きな差はなく、平均で約2センチである。ハンドボールの特性から身長に関しては、大きい方が有利とされるために、一般人より平均的には大きい選手がプレイしていると考えられる。しかし、ここで見られるように、150㎝台からの選手もいて、その身長の特性を利用して、活躍している選手も多くいることは見逃せないことである。

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体重について

ハンドボール競技はルールによって、競技場の大きさが決められ、そのスペースもサッカーに比べて小さいので、身長が有利に働くことは理解できる。また、接触プレイが頻繁に起こることから、体重の重要性も理解出来ることである。3カテゴリーで大きな差は見られない。年齢が上昇とともに、身長に対する体重の割合が増している。体重と身長の関係から肥満を示すローレル指数(BMI)を各カテゴリーの平均から計算してみると、フル代表、ジュニア、ユースの順に22.7、22.4,22.2である。一般的に標準とされる数値が22であることから、ハンドボール女子選手は標準的な体型をしていると考えることができる。ただ、この数値は体型の見かけ上のことであり、その中身を示す体脂肪率や筋肉量などの値は分からない。日頃からトレーニングを積んでいることを勘案すると標準体型であっても、体脂肪率の低いスポーツマン体型になっていると思われる。

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国際試合出場数

下記グラフは、国際試合の出場数である。この結果は、出場選手すべてが記入しているわけでなく、未記載の選手も多い(下記の表)。従って記載されている選手の平均等を示したものである。当然ながら、年齢が上がるほど国際試合経験数も多いことがわかる。

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国際試合得点数

下記グラフは、国際試合の得点数である。国際試合出場数と同様に、未記載の選手もあるために、記載した選手の平均等である。

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各カテゴリーの統計結果表

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