担当平岡秀雄

Q7  研究課題はどのようにして見つけるのですか。

A7 他の研究者による新しい観点や新しい分析機器を利用した研究を、ハンドボールの場面に置き換え研究する方法も有ります。しかし、教員や監督・コーチとしてチームに関わる指導者(コーチング研究者)は、指導に際して浮かび上がった疑問点を解明したり、練習課題を解決しようとした方法や指導の結果を記録し比較・考察することにより論文へと発展させるのが良いでしょう。研究業績を増やすために研究しようとすると、実践指導に有用とならない結果となりかねません。

次に示す研究例は平岡が行った思考過程を示すもので、研究者により様々な工夫がなされています。興味ある論文執筆者に研究の動機などを直接聞くことは、非常に有意義な事と考えます。

次に示す研究アプローチは筆者の例を示すものです。参考になれば幸いです。

テーマ1:どうすればGKの逆をついてシュートできるか。(運動の先取りに関する研究)

テーマ2:攻撃者がフェイントするのかシュートするのかを見分ける方法(運動の 先取り・予測)を明らかにする。

テーマ3:戦術的認知能力を解明する。

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