現代スポーツコーチ実践講座7
攻撃では,1対1を突破しシュートを入れること,防御では,1対1を破られないことができれば,自信を持ってゲームに臨み,また勝利をも手にすることができる。もしその逆であるなら,どれだけコンビネーションや作戦を練って練習しても,それは形だけのものとなり,相手に通用しない。どんな相手に対しても,1対1を突破し,守る技術を身につけることが,ハンドボールの基礎であるといえる。
①視野を盗んで走り込む(ブラインドからのカットイン)。②ディフェンスを動かしたり,固定させたりして抜く。 ③味方の支援を得る(主にブロック)。
D・Fが,自分を見ていないスキをついて走り込む(写53)。
D・Fを動かしたり固定させたりして抜くためには,動きのスピード,動作の切り換えのシャープさ,そして,フェイント動作が必要とされる。その主な抜き方を写真で説明しながら示してみる(写54)。次ページに続く