4 .1対1の突破(ディフェンスを抜く)

ボールを持てば,D・Fのマークに合い,容易にシュートすることができなくなる。シュート力を持てば持つほど,D・Fのマークは厳しくなる。 D・Fにマークされている状態,すなわち1対1の状態のままではよいシュートができない。そこで1対1を破り,ノーマークとなって確率の高いシュートをうつ必要性がでてくる。

(1)ゲームと1対1の場面

 多人数で行われるゲームも,極論すれば1対1の連続プレーであると言える。1対1を破ることができれば,必ずシュートのチャンスか2人を引きつけてのアシストパスができる可能性を持っている。ゲームの得点場面は,1対1が破られて,そのままノーマークとなってシュートしたか,もしくはD・Fの破れを補うヘルプがなされて,その結果ノーマークシュートにつなが る場合が多い(図42,43)。

111-z1

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