ハンドボールを指導しようとするとき、指導内容を如何にするかが課題となります。そこでハンドボールの技術や戦術の全体像の把握が必要となります。いわば技術・戦術の体系が指導者自身にあり、その体系を手掛かりにトレーニングを組み立てていくことになります。
ここに記述されているのは、元国際ハンドボール連盟・指導方法委員のアラン・ルンド氏(デンマーク)が示す専門用語であるが、氏が考える技術・戦術の体系に他なりません。
アラン・ルンド氏は1990年代後半に日本を訪れ、公認コーチ講習会やコーチシンポジウムの講師としてスカンジナビア諸国のハンドボール・フィロソフィーを紹介し、日本の指導者に多大な影響を与えた人である。
ここでは1995年に公表した専門用語を佐藤靖氏が翻訳したものである。5ヶ国語で示してあり興味深いものです。技術・戦術の体系は国によって多少の違いがあると考えます。また人によっても違いがでてくるものです。ただ、基本的な事柄は、違いがないと考えます。また、新しい技術や戦術の出現によって、追加したり修正したりする必要は生まれる事でしょう。
以上、指導者が、系統的に指導するにあたって、自分自身に技術・戦術の体系を構築しておく必要があります。これを参考にしていただければと思います。
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