マネージャーをやることになりましたが、その仕事は?

マネージャーは、次のような仕事を行って、監督・コーチ・選手のバックアップを行います。

①対外との交渉。

監督・選手は技術的な面に専念しがちで、ともすればチームの運営に大切なことがらを見落としがちです。特に対外との交渉についてはそうであり、これについては直前に行うというよりは長期計画のもとにかなり前から準備しておくことが必要です。そのため次のような交渉を監督以下チーム員と連絡をとりながら行います。各連盟、練習試合、遠征、OB、OG、各種大会などの連絡交渉。

②健康・安全の管理。

これもチームの運営にとって大切な仕事のひとつです。練習や試合には、不意のけがや痛気に備えて必ず救急箱を用意します。また応急手当てでは間に合わないことを考えて、練習場や遠征先では病院の位置や電話番号などを控えておくことも必要です。

日々の練習では、健康を害しているものがいないかをチエツクし、用具や施設の点検を行って安全を確かめます。

③部員の基本台帳を作成。

部員に関するすべてのデーターを記録した台帳を作成しておきます。氏名、現住所、帰省先、出身高校、生年月日、血液型、親しい友人の氏名、住所および電話番号、自宅の地図など、また生まれてから現在に至る病歴、あるいはクラブでのけがの記録も正確にしておくとよいでしょう。

④記録とその整備。

ゲーム、練習、遠征、健康安全、各種測定などを記録し、整理してチームの資料とします。

⑤会計。

⑥技術指導の補助。

指導者に対して側面的な補助を行います。例えば、常に黒板や作戦板を用意したり、練習経過時間を管理したり、笛をふくなどです。

⑦指導者と選手との連絡交渉役。

以上のようにマネージャーの仕事は多種多様で、マネージャーの仕事の良し悪しが直接チーム力の良し悪しにも関係してくるほどのものです。マネージャーの仕事はいわれてするものではなく、チームのためになることを捜して行う積極さがなくてはなりません。

(大西)

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