(1)トレーニング分野 A

これは早朝練習である。  まず体操チームの指導のもとで30分間の特別な 体操を行い,次にランニングを12分間行う。

●ランニング

サッカーコートの長辺に沿ってダッシュ,そのあと短辺をリラックスして走る(8周)。

●12分間走

各選手が目標を持って(3,200〜3600m)走り,その記録をとる。

●ジャンプ練習か防御特有の動きの練習けて,以下の連続ジャンプを行う。

(2)トレーニング分野 B

これは,午前中の練習のプログラムである。こ こでは一般的な筋力トレーニングと,持久力のト レーニングが中心となっている。

●筋力トレーニング

競技センターには,屋内体育館2個分の大き  さのトレーニングセンターがある。そこはいつ  でも使える状態になっており,専門のトレーナ  ーがついて面倒をみてくれる。

〈プログラム1/一般筋力〉

 ①コースA

このコースは10の器具を用いて行う。それぞれの器具は12回ずつ繰り返し,それを2〜3セット実施する。例えば,円状のダンベルを用い  た腹筋,ベンチプレスなど。

②コースB

4〜6種類のダンベル運動(例えば,膝を曲げる)を,最大筋力を発揮する範囲で行う(最大を2〜5回繰り返す)。それを2〜3セット行う。

〈プログラム2/筋持久力〉

選手たちはいくつかの練習グループに分けられる。このプログラムは,互いに部分的に似かよった26の運動で構成され,選手の平均値に設定された負荷で実施される。1つ1つの運動は,30秒間続けて器具を使って素早く実施し,その後30秒間スキップする。

●持久力トレーニング

持久力のトレーニングは,トレーニングセンターの周りのフィンネン道路(全長約2km周回  路)で行われる。

ウォーミングアップとして2 kmの競走を行う。

〈プログラム1〉

約4km(2周)を16分〜18分で走る。

〈プログラム2〉

1周走る。

競走形式で2人で直線200mのダッシュを10本する。

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