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③ボールに向かって移動し,ボールが大きくバウンドする前に低い位置で受ける。

未熟練者の特徴

 膝が伸びた状態でキャッチしようとするので, バウンドの変化に対応できない。

指導のポイント

 ボールは空中でのパスと異なる回転をするの で,キャッチミスしやすい。バウンド後ボールが 変化することを,言葉と体験で認識させる。

(3)練習方法

 パス練習と同様,バウンドパスなどのキャッチ にも慣れておく。練習内容はパス練習と同じ。

(4)キャッチの個人練習

 速攻などでパスが前にきたとき,ボールをはたき落とすようにしてボールをコントロールする場 面をよく見かける。ボールが両手でキャッチでき ないほど前にある場合は,それは適切な判断といえる。しかし多くの場合,少し努力すればボールを両手でキャッチできる状況にありながらその技術を使っている。

 ボールキャッチ後の行動範囲を多くするには, まず両手でキャッチする、努力をするべきである。

4.ドリブル

 ドリブルには,連続ドリブルとワンドリブルが ある。ドリブルをうまく使うと攻撃の幅を倍加で きる。

(1)連続ドリブル

①腰より低い位置でドリブルする。

②ボールを注視しすぎないようにする。

③左右の手を使えるようにする。

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