63頁
指導のポイント
①味方の欲しい時機にパスできるように心がける。自分のプレーの判断が遅れると,味方へのパスが遅れて味方のプレーをも殺すことになる。
②パスの際ボールをバックスピンさせ,バウンドを変える。
③味方の位置は周辺視野で確認し,ボールを離す直前に味方の位置を注視して確認する。このとき,ディフェンスのインターセプトにも注意する。
技術
ボールを腰より低い位置からパスする。近年で は,ディフェンスの後方の味方にパスする際に多 用されている。 ボールを持った腕を,ディフェンスの脇に巻き つけるようにしてパスする。
①右足をディフェンスの右に踏み出す。
②姿勢を低くして,ボールをディフェンスの腕の下に位置する。
③ポストにいる味方の位置を確認し,手首のスナップを使ってパスする。
未熟練者の特徴
①カットインにスピードがないため,パスをディフェンスに予測され阻止される。 ②パスの方向に身体を向けるため,パスの方向を予測されやすい。
指導のポイント
①カットイン動作を素早くやり,パスの意図をディフェンスにさとらせない。
②周辺視野で味方の位置を確認する。