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(6)パスにおける個人技術

 くショルダーパス〉

 試合で使われるパスの大半をしめる技術であ る。長い距離をパスする場合や,強いパスをする 際に有効である。  

 〈バックパス〉

 カットイン方向と異なった方向にパスするの で,ディフェンスの予測をはずすのに効果的であ る。フローターからポストやサイドへのパスに有 効である。

 〈スナップパス〉

 パスのための動作時間が短いため,長くディフ ェンスを引きつけることができる。  また,ディフェンスが防御体勢をとるまえにパスを完了できるので,パスレシーブ直後にパスする状況で使うと効果的である。あらゆる方向への正確なパス練習をすべきである。

 〈バウンドパス〉

 フローターからサイドやポストへのパスなど, ディフェンスの後方へパスする時に有効である。 パスレシーブ直後にディフェンスの足元でバウン ドさせるとよい。ボールをバックスピンやサイドスピンさせると,ディフェンスから遠い位置でバウンドさせることができるので,インターセプトされにくい。

 〈アンダーハンドパス〉

 ディフェンスの後方へのパスに有効である。マ ークするディフェンスに密着してブラインドを作り,ディフェンスの脇の下からパスをする。

(7)練習方法

初歩の段階

〈4人組対人パス〉
64z1

①4人1組でジグザグにパスする。

②前方にステップしてパスキャッチする。


 〈三角パス〉
64z2

①瞬発的なスタートダッシュ。

②様々な方法でパスする。

 ジャンプ,ランニング,バック,スナップパス  など。


  〈四角パス〉
64z3

 ①直線的な走りにならない。

②全体を視野に入れてプレーする。  

③走の加速を心がける。


  〈8字パス〉

①6人1組で2人側がボールを持つ。

②ボールを同時に反対側にパスする。

③横走りで素早く移動する。

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