136頁

136-1

   エンスはパス方向の斜めにさがる。他のディフェンスは,ボールのあるほうに2歩程度移動する。


(2)5−1ディフェンス

解説

136-2

 5−1ディフェンスは,1人が前に出て厚みのある壁を作り,ロングシュートを防ぐ。トップディフェンスが前に出るので,ボールのほうに移動してゴールエリア付近の間隔を広くしないようにする。

①トップ,45度,サイドディフェンスで三角形の壁を作る。

②ボールの移動方向に全体で移動し,壁を崩さないようにする。


未熟練者の特徴

個々のディフェンスが孤立し,三角形の壁を保てない。

指導のポイント

①全員がボールに対して移動し,隣りと手の届く範囲で防御する。

②1人で防御するのではなく,全員で守る意識を高める。

③ポジション別役割

・サイド・・・パスインターセプトを狙う動作をして,サイドへのパスを自由に入れさせず, 45度へ自由に生きたパスをさせない。
 45度とサイドの間へのカットインを阻止する。

・45度・・・45度のカットインやシュートを前に詰めて阻止する。
 ボールがサイドにあるときは前に詰めないで,さがってフォローする。
 逆45度からの対角のパスを阻止する。

・センター・・・ポストプレーヤーをマークする。

 シュートに対し,手を挙げてシュートコースを限定する。
 ボールがプレーされている反対側の動きを注意する。
 味方の防御ミスを常にフォローできる体勢でいる。

・トップ・・・45度から45度へのパスを自由に行わせない。
 45度オフェンスの内側へのカットインを,挟んで阻止する。逆45度からの対角のパスを阻止 する。

展開例

136-3

 45度の攻撃に対し,45度ディフェンスが前に詰める。センターディフェンスはポストをマークし,


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