116頁

 〈速攻の戻り〉
115-4

①キーパーからのワンパス速攻でシュートする。

②シュート失敗の場合,逆から速攻する。

③ミスしたプレーヤーは,すぐにターンして速攻を阻止する。

④シュートミスのときはかわりのボールを使い,速攻のボール出しをする。

⑤リバウンドボールをカバーしたあと速攻に出る。

 

高度な段階

〈1対1/30秒〉
116-1

①4人1組。攻撃者は,補助者を使ってパスを連続させ,位置をとる。

②防御は,カットインに合わせて前に詰める。

③ボールが補助者に渡ったらエリアに戻る。

④防御者は,常にゴールと攻撃者の間に位置するように心がける。

⑤毎回エリアからプレスできるように,戻りを素早くする。

 補助からのパスを遠くすると,キャッチの瞬 間に詰めたり,パスインターセプトの練習になる。 

〈2箇所で1対1〉 
〈5対3/シュートなし/45秒〉
116-2

①自分のマークする相手がボールを持ったときプレスする。

②パスされたらパス側にさがる。

③常に2人をマークする。

④ボールがないときは,味方のフォローができる位置をとる。

⑤攻撃は早いパスワークの練習をする。


3.シュート阻止

(1)シュートブロック

解説

117-1

 シュートを阻止するためには,常に攻撃者のプレーを予測して防御に当たらなければならない。ステップシュートやジャンプシュートが一般的だが,ランニングシュートなどシュート技術が高まり,シュート時機を予測しにくくなっている。

①ランニングシュートやステップシュートに備え,手は肩の位置に構える。

②ボールのリリース位置を予測し,両手でボールの正面に壁を作る。

③ボールがリリースされるまでボールから目を離さないこと。

④ボールのスピードに負けないように,ボールを上から押さえつける。

⑤ボールを拾って速攻に結びつける。

未熟練者の特徴

 相手の左右への移動を考慮できず,その場で壁を作ろうとする。

指導のポイント

 シューターに対し,止まって壁を作ろうとするとマークがずれる。シューターの体重移動に合わ

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