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・45度・・・対角と近くのポストへのパスとシュートを試みる。

①5−1,3−3ディフェンスの攻略に有効な攻撃方法である。

②中央の4名がローリングして,サイドからの攻撃チャンスを狙う。

③3対2の場面を作れる位置に移動しながら,攻撃を継続させる。

④トップディフェンスを挟むように攻撃して孤立させると,その攻撃は成功したと言える。


未熟練者の特徴

シュートに必要な助走速度を得られない。

指導のポイント

動きに緩急をつける。

(2)ポジショニングオフェンス

【カットインオフェンス】

解説

101-2

 それぞれが−定のポジションに位置し,味方の攻撃に対応してディフェンスの隙を攻める。位置の移動が少ないので,個人の攻撃が成否を握る。


①個人戦術でディフェンスを崩し,攻撃人数を優位にして攻める。

②味方の動きに対応して適切な動きを要求されるので,高度な技能を持ち合わせなくては成功しない。

③個人技能が十分でないと,攻撃は寸断されチーム力を低下させる。

 〈ポジション別役割〉

・サイド・・・自分のマークをはずし,45度ディフェンスを引きつける。   ′
・ポスト・・・ノーマークの位置へ移動してパスを受ける。また,パスをつないだりブロックして味方の攻撃を助ける。
・45度・・・・ロングシュート
・センター・・・フェイントやステップシュートなどでディフェンスを崩す。

未熟練者の特徴

 横方向のフェイントが多く,ゴールへのプレッシャーを相手に与えられない。

①人の動きの少なさをボールの早い展開で補い,相手を擾乱する。

②ディフェンスの間に位置を取り,カットインする。

【バックスクロス】

解説

102-1

 サイドシュートのスペシャリストを両脇に配して攻撃を行い,フローターが移動してディフェンスを混乱させる攻撃法である。攻撃の目先を変えられ,しかもサイドやポストとのコンビも組みやすい。

①パラレルカットインのあと,フローターがクロスしてディフェンスを揺さぶる。

②攻撃が1回で成功しなくても,ダブルポストで


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