(※1) Schlenzの動詞形schlenzenは、腕を振らずに手首だけを動かしてボールを投げることを意味する。とりわけそれは、アイスホッケーやホッケーにおけるパスの特有な技術であり、その場合パック(球)は、導入動作なしでスティックによって打たれる(2:S.154)。

(※2) 手首を使って投げるパスなので、機能面をとらえる「スナップ」の訳語も採用できよう。しかしここでは他のパスの訳語との関連で、形態面をとらえる「リスト」を優先させた。尚、パスの方向を考慮すれば「ラテラルパス」もここに含まれる。

(※3)  Pritschの動詞形pritschenは(打ちべらで)パチパチとたたくことを意味する。他の国の言語表現を参照して、「タッチパス」とした。