平岡秀雄

研究7:ハンドボールのシュート技能に関する運動学的考察 : フォワードスイング時のボールの軌跡に着目して,東海大学スポーツ医科学研究所雑誌,2007

ブラインド側へシュートする際に、手首のスナップを使ってフォワードスイングの途中でボールの軌跡を変化させる事が、シュート成功率を向上させる上で最も重要である事を明らかにした.

指導のポイント:フォワードスイングの途中でボールの軌跡を変えれば、ゴールキーパーはシュートコースの逆に動く.

以上の知見(指導ポイント)を総合し、授業やクラブ指導で検証した結果、シュートを指導するには以下の2点を重点的に指導すると、クラブ活動だけでなく授業の生徒や学生でも、ゴールキーパーの阻止行動の逆にシュートできるようになる事を確認した.

1 ゴールキーパーが阻止動作を完了する前に、シュート動作を開始出来るようにする。そのため、パスを受ける前に良い位置に移動し、シュート準備を完了させる.

2 フォワードスイングの途中でボールの軌跡を変化させる.

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