b.助走とジャンプの方向によってG・Kをはずす

G・Kは,シューターのボールを中心として位置どりをする。G・Kに対して,まっすぐに走り込めば,G・Kは動かないで位置どりをすることができるので,シュート阻止には,有利である。また,シューターは,G・Kに対してまっすぐに近づけば近づくほど,シュート範囲は,狭くなる。基本的には,助走や,ジャンプによってG・Kを動かし,逆の方向にシュー トする(図33)。

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く顔付近への危険なシュートについて〉  
筆者は,G・Kの顔付近への意図的なシュートを強く否定したい。もし 目にボールが当たってしま,えば,非常に危険なプレーとなるからである。 全身を使って,G・Kはシュートを阻止できることになっているが,顔で シュートを阻止することはだれにもできることではない。それを逆手に とって,顔付近に意図的にシュートすることが最近見られることである が,非常に憂慮すべきことである。
「ゴールインすればよし」「顔に当たってもよし」とする考えに等しく, スポーツの基本事項である相手を尊重するということをはなはだしく無 視するものである。人間は100%正確に物事をできるものではない。シ ュートはG・Kのいない場所へすべきで,顔付近へのシュートは,ぜひと も止めていただきたい。

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