現代スポーツコーチ実践講座７
ハンドボール
② 方向をはずす
ａ．ゴールキーパーから遠い位置，動作の困難な位置ヘシュートする（写24）
1､コーナーへのシュート ２，わきばらへのシュート ３，バウンドのシュート ４，股下へのシュート
イ．コーナーヘのシュート
コーナーベ正確にシュートするのは，最初に学ぶべきシュートの基本である。自己の身体がどういう状態にあってもコーナーヘ，正確にボールを投げることは，たいへん重要である。
ロ．下方向へのシュート
下方向へのシュートは，脚（足）で処理される。下方向へのシュートがＧ･Ｋに予測されている場合は,手によっても処理されるが一般的には，脚の動きが中心となって処理される。上方向に比べて，下方向かより成功確率が高いと思われるのは，
- ・バウンドも利用できるためにシュートの範囲が広い。
- ・上の場合は，移動は脚で，阻止は手で行われるので動作が容易である。
- ・下の場合は移動も阻止も脚で行い，しかも，移動のための軸足は自由がきかない。
- ・足は手に比較して不器用である。
ハ．足もとや脇腹へのシュート
Ｇ･Ｋの手や足は，常にゴールの四角に対して動こうとしている。そのた めに，逆に引っ込める動作や脚をせばめる動作は，苦手であり，時間がか かり，不正確なものである。