② ブロックの入り方

ブロックは瞬間的に入るようにする。始めからブロックの位置に入ってい ると、D・Fに事前に察知され外されることが多い。またブロックしようとす るD・Fの視野外から入るとより有効的である(図45)。123-z1         

③ ブロックしたらすぐ離れて次のプレーに移る

ブロックするプレーは、ブロックに入って味方を有利にした瞬間に終了す る。 1つのブロックで,味方がノーマークになるということは少ない。とい うのは,ブロックによって不利にされた,D・Fの状態を補う動きがなされる からである。したがってブロックした瞬間、D・Fがヘルプしたりチェンジし たりする動きをついてプレーすることが,ブロックを生かす道である。後に 述べるが,突破の方法としてブロックプレーはよく用いられるが,それはブ ロックした後の動きとの組み合わせによるものである(178,179ページ参照)。

④ 決して,押したり,つかんだりしないこと

よくゲームを見ていると,ボールを持だないプレーヤーがD・Fの乱れを作 るために相手を押したりつかんだりしていることが見られる場合がある。故 意になされている場合は,重大な悪質行為である。ブロックは相手を押した りすることではなく,相手と接しない位置に立ってD・Fが動こうとする結果、 動きが阻止される技術である。攻撃プレーの中では非常に有効な技術である ために、誤った方法でなく、正しい技術を学んで行使してもらいたいもので ある。

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