(※1) 旧東ドイツの球技論の教本では、ハンドボールのBallannahmeの概念には、Fangen(キャッチする)、Stoppen und Mitnehmen (ストップして持ち運ぶ)、Aufnehmen (拾い上げる)、Halten des Balles(ボールを保持する)が含まれる。ハンドボールでは、ボール取得は主としてキャッチの技術によって行われる(6:S.334)。「ボールコントロール」という訳もあるが、ここでは馴染まない。

(※2) それは、「あらゆるゲーム条件、ゲーム情況下でのボールの支配に対する特有の表現」であり、「ボールとつきあう際の特別な要求に対するある一定の運動感覚(ボール感覚)を表わす」(2:S.35)ので、「ボールさばき」とした。