現代スポーツコーチ実践講座7
G・Kがゲームでシュートをする場面は,時どき見られる。それは速攻のとき,パ久をカットしようとした相手のG・Kの動きを見て,G・Kがシュートする場合である(図65)。
図のAの位置は,投げようとする瞬間は,ともすれば相手のG・Kの動きが視野から離れるために,カットされやすい地域となる。
G・Kはゴールエリア内にいる限り,特別のルールを課せられたスペシャリストであるが,いったんゴールエリアから離れると,フィールドプレーヤーとしての規制を受けることになる。 G・Kが7人目のフィールドプレーヤーとして攻撃に参加することができるなら,ハンドボールはもっとスリルに富み, おもしろさが出てくるであろう。