現代スポーツコーチ実践講座7
シュートで,弾いたボールやバーに当たったボール,またゴールラインを割って競技場外に出たボールはすばやく取ってパスできる体勢を作る。シュートされたボールが身近で処理されれば、速攻のアシストパスを出せる可能性は高い。強烈なスピードで投げられるボールを身近で処理することは,非常 に難しいことかもしれない。しかし,身近で処理されるシュートを1本でも 多く得ることができるようにすることが必要である。
G・Kがパスカットする例は,相手の速攻に出会った場合に見られる。 G・Kやフィールド・プレーヤーの大きなダイレクトパスをカットする場合である。このパスカットは,味方めD・Fが防御できないときに行われるものであり,成功すれば貴重なパスカットとなる。こういうパスカットをするためには,G・Kは味方の攻撃しているときにも,最善の注意を払って準備していることが必要である(下写真80)。
●80 G・Kはパスがカットできる位置をとり,ノーマークのプレーヤーを防御している。