(3)シュート阻止

シュート阻止は,まずシュートの基礎技術の項で述べたように,シュータ一の手からボールが離れる前の動きによって方向やタイミングを読みとることが必要である。よほど遠い位置からシュートされたり,よほどG・Kにスピードがない限り,シュートの方向を見極めてからンュートの阻止動作をすることはできない。そこでG・Kはシュート阻止のため,予測能力を高めるために次の点を考慮に入れておくことが大切である。

① シュートの予測能力を高める

シューターの体勢やD・Fの状態によって,かなりシュートのタイミングや方向は限定される。

② シューターのくせを研究する

シューターは,得意なコースやタイミングというものを持っている。もしそれを覚えることができれば,シュートを阻止できる確率は非常に高くなる はずである。

③ 動作時間の短縮をはかる

動作時間が短かければそれだけシューターを見られる余裕が生まれ,予測が的中する確率が高まることになる。いろいろなシュート阻止動作をスピードをもって行えるよう,スピードを強調したトレーニングやパワーを強調したトレーニングを行うことが必要である。

oシュート阻止動作の実際(写79)。
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