(2)位置どり

 G・Kの位置どりは,シューターのボールとゴールを結ぶ線でできた,シュート角を2等分した線上に立つのが基本である。ボールは瞬時瞬時に変化しているので,常に2等分線上に立つことは困難なことである。微妙な位置どりについては,自分の動きやすい方向,相手の状態によってつかむほかはない。 立つ位置は左右だけでなく前後の関係もある。前に立てば小さい人でもゴールをおおうことができるので,シューターに圧力を加えることができる。しかし近いだけにシュートに対する阻止動作に,時間的余裕がないし,また シュートを浮かされるということを警戒しなければならない。 148-p1

●78 位置どり  立つ位置によって守る 範囲は異なる。相手の状 態,シユートの位置を考慮 して, 立つ位置を決める。

後方に構えた場合は前に構えた場合とは逆に,時間的余裕があるかわりに シューターに方向を自由に選ばれるという負担がある。

第2章目次  ゴールキーパーの基礎目次  次ページ 本書籍目次