技術にみられるいろいろのフットワークは,走型のトレーニングに含まれると考えてよい。これは主に加速型(個人的能力)と加速減速型(個人的・対人的能力)に分かれ,加速型は速攻などでのスタートダッンュ系や中間疾走の向上.を目的とし,加速減速型はストップやターン系の向上を目的としている。

ハンドボールでは、技術面からの走りを強調するあまり、走りのフォームが悪いのが目につく。加速型のトレーニングで陸上競技的な走りを強調することは大切なことである。

〈実際の手段例〉

●走のフォーム作り一陸上競技的走りを狙う
●フットワークによって一ダッシュ走、ストッブ走,ターン走,ジグサグ走、バック走,サイドステップ、クロスステッブなど(1人で、対人で)(ボールあり、ボールなし)を組み合わせてやる。
●負荷をかけて一坂登りダッシュ,タイヤ引き走②跳型のトレーニング跳躍は運動形態的には、幅跳び系と高跳び系,回転系に分かれる。シュート時にみられるように跳躍力はもちろんのこと,時間空間的なボディコントロールが大切である。

〈実際の手段例〉
250 ●時間、空間的なボディコントロールを目的としてーパスやシュートなどの技術練習の中で,特に跳躍を強調した負荷を与える。
・ひもの高さを調節する。
・ジュート時のバランスがくずれないように注意する。


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