日本ハンドボール界の統轄機関である日本ハンドボール協会では,国内の公式試合の方法を定めるために公式競技規則書を発行している。ここには,規則はもちろん,規則を通して,ハンドボールのゲームはどのようにあらねばならないかということが述べられている。ゲームにたずさわるものは,お互いに気持ちよくゲームを行い,また見るために,一度は手にして読むことが必要である。練習やゲームを経験するなかでルールを理解していくのもひとつの方法だが,無知,曲解がしばしばおこる。ハンドボールの原点である競技規則をよく理解し,それにのっとって技術を磨きゲームをすることが,ハンドボールにたずさわる人々の任務であり,義務でもある。

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