実戦ハンドボールQ&A
ハンドボールの技術において、正確なパスやキャッチは大変重要なことです。ハンドボールはパスに始まり、パスに終わるといっても過言ではありません。では、パスやキャッチを上達させるには、どのような練習が必要でしょうか。
軽いボールを扱うことにより、正確な感覚を高める。また、最大のスピードで行うことにより、その反復トレーニングによって、パスの正確さとシュートの正確さを身につける。
キャッチがうまくできないものに、よく、私達はボールをとる手の構え方を直しますが、それよりも、ボールを目で追い、飛んでくるコースを予測できる能力を養うべきです。コースを予測する能力は、ボールが近づいた時に、その近くへ走り、手を出すような動きと同様に大切です。ボールをキャッチする場合には、すばやく受ける判断をする能力と同様に、複雑なプレーからくるボールの質を選び出す能力が関係してきます。
近いものにパスする場合は、腕を上方よりふるオーバーヘッドパスをすると、受けるものが、ボールを自分の視覚の中に入れることができず、大変キャッチしにくいものです。遠方と近くのパスの使いわけをすることが大切です。
パスのコントロールをつける第一の段階として、静止したもの(シュート板などに投げつけたり、あまり動かないでキャッチボールを反復練習します。
これらをいろいろな方向(前、後、左、右、高、低)にボールを変化させるとよい。また、キャッチする場合には、両手でボールを迎えにいくようにして、ボールが両手にふれた瞬間、片手でボールを肩の方向で維持、あるいは、つかむようにする。
①②の段階をへて、動きを入れたパス、キャッチに移行していきます。これには多くの練習形態があります。
(渡辺)