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 り動作が常に存在するからである。つまり,右にシュートしたいと考えると,身体は自然に右に向く。キーパーはその先取り動作を見てシュートコースを判断することになる。したがって,先取り動作とシュートコースを変えることができた時に,シュートは成功するといっても過言ではない。

②フォームを確認する。
 確認の方法は,キーパの動く方向から確認する場合と,キーパーにそのつど直接尋ねて確認する場合とがある。

(10)練習方法
〈3歩助走シュート〉
79z1

練習者は,補助者にパスをしてゴール方向に走 る。  補助者は,練習者にリターンパスをしてシュー トさせる。助走のスピードを落とさないでシュー トできるように努力する。


〈45度の位置から対角へパス〉
79z2

ロング:
①歩助走で十分に加速してシュートできるようにする。

②準備局面で体に反りができる。    

③フォロースルーを大きくとる。


ポスト:

①キャッチ後素早くシュート体勢をとる。

サイド:

①角度を大きくしてシュートする。

進んだ段階

 移動しながらパス,キャッチを行う。

〈位置取りから対角へ〉
79z3

 アウトに移動しながら対角からのパスを受け, シューターにパスする。パスのあと,内側に弧を 描いて移動し,パスを受けてシュートする。カットインしたい方向と反対の方向に移動したあと,方向を変換してシュートする。


く1対1からシュート〉
80z1

①位置取りをしてディフェンスのマークをはずしシュートする。

②良い位置取りができるまで攻撃を連続させ,簡単に攻めないようにする。

③まずロングシュートを狙い,マークが大きく崩れた場合,カットインからシュートする。


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