61頁

①パス方向と90度異なる方向に踏み出す。

②頭を動かさず,周辺視野でパス位置を確認する。

③頭の後方にボールをバックスイングする。

④ボールが体の後方にきたとき,ボールを手から離す。  

〈腰の後方へのバックパス〉

61

未熟練者の特徴

 パスが前にゆきすぎる。

指導のポイント

①1〜2mの近くへのパスは,手首のスナップを使って投げる。遠くへのパスは,味方に手の甲を見せるようにして,腕のスイングを使って投げる。

②初めはパスが前方にいきがちなので,自分の意識より少し後方にパスする気持ちで投げる。

(3) スナップパス

技術

スナップパスは,左右や前方など様々な方向に パスできる。スナップパスは動作時間が短いため, 相手のマークをできるだけ長く引きつけることができ,しかもパスの方向を予測しにくいので有効 なパス方法である。

①ボールを上から握る。

②腕をパス方向にスイングする。

③最後にスナップを利かせてパスする。  

未熟練者の特徴

ボールを自由にコントロールできないため,手 首のスナップによるパスではなく,腕を大きくス イングしてパスする。そのため,パスの方向を相 手に察知されやすい。

次頁へ

技術・戦術と指導法目次へ

指導法教本目次へ