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個人戦術とは,ゲームにおいてどのようなプレーを選択していくかという技術選択能力のことである。パスをするのかシュートをするのか,また,シュートであればどのタイプのシュートをするのかなど。
戦術とは,チームとしての戦い方の1つの方策である。戦い方には種々あるが,その1つ1つに特徴を有していることが必要である。例えば,攻撃戦術としてダブルポストの戦術があり,ローリングオフェンスもある。また,フリーフローからの攻め方もある。その1つ1つが戦術であり,戦術がつながってゲームが構成されると考えられる。
チーム戦術に対して,グループ戦術も考えることができる。個人が技術を行使し,2人以上が目的をもって活動したときは戦術としてみることができる。活動した人数によって,その数が2人から3・4人の場合はグループ戦術として,その数がチーム全体にわたる場合はチーム戦術として区分される。
攻撃は得点を取るための活動であることから,攻撃活動では,次の2つの要素が常に含まれていなければならない。
○シュートを狙う
○攻撃を継続する
攻撃を継続することは,シュートを狙うプレーを継続することである。チームプレーでは,個人のシュートを狙うプレーを継続させなければ,防御の穴を作るることはできない
上記2つの要素を効果的に発揮するためには,