平岡秀雄
次に大西氏1)が製作した光刺激装置を借用し、シュート動作のフォワードスイング開始時機の前後にシュートコースを提示されると、シュート阻止のための動作開始時機にばらつきが大きくなり、シュート阻止率が低下することが分かった.
この結果から、ゴールキーパーの動作開始時機とシュートタイミングが同期しないよう、クイックシュートや時間をかけた(溜めた)シュートなど、フォワードスイング開始時機に変化をつけると良い事が推察できた.
また、ゴールキーパーの動作開始時機やボール飛行時間から、ゴールキーパーはシューターがフォワードスイングを開始する時機までにシュートコースを判断し、シュート阻止行動を始めないと、ゴールのコーナーに来たボールを阻止できない事が推察できた.
指導ポイント:シュートのフォワードスイング開始時機の動作の解明が、シュート成功のカギ.