実戦ハンドボールQ&A
「ディフェンスカを伸ばす」ということは、技術的にはできているのだが、それを支える体力的な要素に欠けているので、ディフェンスに必要な体力を伸ばすことによって、ディフェンスカを向上させたいということだと思われます。
ディフェンスの技術的要素をあげると、
などですが、それらの技術には、大かれ少なかれ、スピードとパワーの体力的要素が必要であり、ゲームを考えれば、持久的な要素も大切であることが理解できます。
純粋に体力的な要素のみの向上を狙ったトレーニングは、述べられているので、ここでは、技術的な要素を加味しながら体力をも伸ばすトレーニング法について述べてみることにします。
図1のように⇧の方向を向いたまま、三角点を踏んで何回かまわり時間を計る。ステップの踏み方も、図のように決めて行う。
図2のように三人のオフェンスが約二メートル敗れて立ち、ジャンプパスを行う。パスはとばさないで隣りの者へパスをする。ディフェンスはジャンプして、ボディーで相手をチェックするとともにボールに対してスナップも行い、相手がパスしたと同時に、次のオフェンスに対して同じことを行う。オフェンスは必ずディフェンスにチェックされてからパスを行う。
図3のように二人組になり、フットワークをする方はチューブを腰にまわして片方の者がそれを持つ。フットワークに合わせて、片方は負荷を与えるようにチューブを引張ってやる。
図4のように、手を伸ばした状態で、相手を押していく。押されている者は、相手の腕に負荷を与えるように歩いていく。
図5のように]のところでチェックを行う。ボールを持っている側は、相手のからだにボディーをぶつけてやる。
図6のように 「一」、「二」、「三」 の号令をかけ、三のところでジャンプして相手と胸をぶっつけ合う。
図7のように、シューター側は、シュート体勢で思い切って空中にジャンプする。ディフェンス側は、シュートの手を両手の手の平で止めるようにジャンプする。
図8のように制限ラインの中で一対一の攻防を行う。その際、ディフェンスは、両手を後ろに組み、身体によってのみ相手を阻止する。
(大西)