メディシンボールを使って行うトレーニング法は?
メディシンボールとは、トレーニング用のボールのことで、普通のボールより重くしてあります。その重量はトレーニングの内容によって異なりますが、筋力トレーニングを目的とした場合には、ハンドボールのボールの重さの倍以上なければなりません。
バレーボール、バスケットボール、ハンドボールなどのこわれたものを利用して、それぞれ重量をかえてつくります。トレーニングに大変効果があります。
①握力をつける運動。
ⓐ床においてあるボールをつかみ、上・下運動をする〈
ⓑボールをつかみ、空中でふりまわす運動。
②腕を強くする運動。
ⓐ腕を上方に伸ばし、前・後にふる運動(投げの動作をする)。
ⓑ両手でボールを持ち、前方・後方にふる運動(仰臥の状態でもよい)。
ⓒ片手でボールを支え、上方に軽く投げ、そのボールを片手で曲げながら支える運動で、左・右連続して行う。
③腹筋を強くする運動。
ⓐ仰臥の状態で、両手を頭部の方へ伸ばしてボールを持ち、そのままの状態で上体を起こす運動。
ⓑ仰臥の状態で足の甲の部分にボールを置き、脚の上方・下方へと床につけないようにして行う運動。
ⓒ座位の姿勢より、ボールを上方に投げ、立位の状態でボールをつかむ運動。
④脚を強くする運動。
仰臥の状態で、脚を上方に伸ばして膝を曲げ伸ばしする運動。
⑤その他の運動。
(渡辺)
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