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1公認スポーツ指導者制度について

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 日本ハンドボール協会では,指導者の育成については,競技力の向上や普及の基本的問題として,指導者講習会などを協会発足当時より開催し,指導者の育成や資質の向上を図ってきたが,公認の制度は制定されるに至らなかった。

 昭和52年、(財)日本体育協会と種目団体の共催で養成する公認指導者制度が発足したのを機に,日本ハンドボール協会も公認コーチ制度を導入して今日に至っている。昭和62年には国の認定制度となり,現在,競技力向上指導者であるA級コーチ12名,B級コーチ55名,C級コーチ46名が,それぞれ登録されている。また,都道府県協会で養成される地域指導者であるスポーツ指導員(ハンドボール)は,144名が登録されている(平成4年4月1日現在)。登録された指導者は,隔年ごとに開催されるコーチシンポジュームに参加し,研修する機会を得ている。


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