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が阻止する確率は大きいので速攻のチャンスである。つまり,シューターがフルスイングでシュートできない状態かどうかを判断して速攻できれば,シュート前に速攻の準備ができて良いスタートができる。
速攻の場面で,防御が最も遅くなるのはシューターである。そこで,チームでシステマチックに攻撃を展開する時,シューターが本来守るべきポジションを攻めるように工夫するとよい。
ディフェンスはシューターの穴をカバーするので,結果的にはその反対の地域がシュートゾーンとなることが多い。
速攻で波状攻撃を仕掛けるには,全員が1線になって全力疾走するのではなく,1次速攻,2次速攻でパスのつなぎ,3次速攻でタイミングをずらすなど,それぞれが役割を分担して速攻する。
速攻での役割は,シュートされた位置で異なる。
◯ 45度からのシュートに対する速攻での個々の役割
・シュート位置の逆サイド:シュートに合わせてダッシュから速攻
・シュート位置と反対の45度:エリアに残り,リバウンドボールの確保
・シュート位置と反対のセンター:速攻からコート中央でパスのつなぎ
・シュート側センター:リバウンドボールの確保や速攻のつなぎ
・シュート側45度:リバウンドボールの確保や速攻のつなぎ
・シュート側サイド:シュートを確認してダッシュし速攻
◯ サイドシュートに対する速攻での個々の役割
・シュート位置の逆サイド:シュートに合わせてダッシュから速攻