担当平岡秀雄
Q18 統計処理を簡単に行えるソフトは有りますか。
A18 簡単な方法として、マイクロソフト社の統計ソフト「 EXCEL」を利用すると良いでしょう。
*例えばExcelを起動(図1)させ、B列とC列にデータを入力し、求める答えを表示させたい位置をクリックしてアクティブにし数式のfxをクリックすると図2の画面が表示されます。
*Averageにカーソルを合わせOK をクリックすると、図3が表示されます。データの範囲を指定しOKをクリックすると平均値が表示されます。
図2 図3
*図1のfxをクリックし図2のTtestをクリックすると図3が表示されます。配列1にB列のデータ範囲を指定し、次にC列のデータ範囲を指定します。
*“検定の指定”の空欄をクリックして片側検定(1)か両側検定(2)かを指定します。両側検定の(2)を入力するのが一般的です。図4
*次に検定の種類の番号を入力します。 図5
対応のある場合…同じ被験者の指導前後の変化を検定する場合・・・1
対応の無い場合…異なるグループの比較で等分散の場合 ・・・2
データのばらつき具合がほぼ同じ場合
対応の無い場合…異なるグループの比較で非等分散の場合 ・・3
データのばらつき具合が異なる場合
図4 図5
*T分布表からT値と自由度で有意差が有るかを判定します。
分散分析(ANOVA)を使い同様な操作で検定します。
各被験者の走力と立ち五段跳びのデータに関係が有るかをみる場合、つまり立ち
五段跳びの能力が高い被験者は速く走ることが出来るかを調べる場合、各被験者による相関係数を見ればよい。
下図6は100m走と立ち五段跳 のデータを図示したものです。
図6
相関係数はー0.601で有意に相 関が有るといえます。つまり、立ち 五段跳の測定をすれば、短距離走の結果も推察できるということになります。
体力測定項目を考えるときに約立つものと思われます。
アンケート項目に応じた集計は“SAS”を使う場合が多いです。検索して調べてみてください。