Ⅰ 科学とは

ハンドボールの科学を考える前にまず理解すべき事は、科学とはどう言うものかを理解している必要があります。森博嗣氏(幻冬舎新書)によると、科学とは「誰にでも再現できるもの」である。そして、物事を明らかにするとき、このステップを踏むことが「科学的である」と述べている。

STAP細胞の発見とその検証法の不明確さから、科学論文にとって「再現性のあること」が重要な事であることは、テレビや新聞を通して周知の事実となっています。

ハンドボールを科学的に解明しようとするときも、同様の手順を踏む必要が有ります。ただ、物理学や生理学で的な用いられる高額な機器を使わなくても、科学的に検証することは可能です。研究誌などを参考にすると、自分が取り組もうとする研究の科学的方法が見出せると考えます。科学に関して佐野正博が「科学論入門講座」で詳しく記述しています。少し難しい言い回しですが、ハンドボールの場面にあてはめて是非読んでみてください。

http://www.sanosemi.com/htst/Theory_of_Science/

Ⅱ ハンドボールの科学

ハンドボールの科学を研究/学習するには、まず自分がどのような科学領域に興味があるかを知る必要があります。ここでは、体育・スポーツに関わる科学領域で別れた各学会とスポーツ運動種目別(ハンドボール)に図書や研究論文を検索する方法を紹介します。

1 体育・スポーツに関連した学会

体育・スポーツに関わる学会は数多くあります。学会の設立趣旨や活動内容、各学会の研究論文や研究発表から、その学会の研究領域などを具体的に理解する事が出来ます。以下のURLにアクセスして下さい。海外の学会にもアクセス出来ます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E8%82%B2%E3%83%

BB%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E9%96%

A2%E9%80%A3%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E4%B8%80%E8%A6%A7

2 文献検索

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ハンドボールの科学的研究を推進させるには、まず過去に研究され発表された論文を出来るだけ多く読むことです。ただ、ハンドボールに関する論文を全て読破するのは至難の業です。そこで、研究の方向性が少しでも決まっていれば検索範囲を狭められるので、その負担は大幅に制限できます。

1)国内論文の検索

(1) ciniiの検索方法の説明  (左をクリック)   
                   左上検索例

(2) 国会図書館の検索方法 (左をクリック)

2)海外論文の検索方法

hand-science2 (1)GoogleやYahooの検索で「Journal of sports science」と入力し、検索すると、左記の様なスポーツ関連学会や雑誌を検索できます。
  (2)検索方法の説明  (左をクリック)

 

3 研究の独自性

自己が関心を持つ領域の文献検索で多くの論文や図書を理解する事により、それぞれの論文の長所や問題点(分析の視点・分析方法・被験者数など)が見え、新たな疑問点が浮かび上がってくる場合が多くあります。

また、他種目で研究・解明された方法を、自己が関わる種目に当てはめて研究を進める場合も有ります。 少なくとも、先行研究で明らかになっている結果と同様の結果にならないように気をつけましょう。

             担当 平岡秀雄   hiraoka223@gmail.com

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