現代スポーツコーチ実践講座７
ハンドボール
次の図67および表10は，ロングシューターとして評価の高いプレーヤーK･N（元筑波大・西山清）の秋季リーグ戦（７試合）でのロングシュートによる得点と，そのシュートパターンを示したものである。（西尾登尚 卒業論文より）
複雑な動きを して得点しているように見えても，実際には得意とする数種類の動作パ ターンをゲームにおいてうまく使いこなしているにすぎない。ここで注 意しなければならないのは，基礎技術としてのシュート技術が，しっか りと身についていることが前提となるということである。
〈シュートのパターン〉
- （1）ボールキャッチ前からの移動コースをほとんど変えることなくシュートに結びつける。
- （2）（1）と同じような過程をとるが，最後のステップ（左足）を左横に出しジャンプしてＤ･Ｆを瞬間的にかわしてシュート。
- （3）ボールキャッチ後，フェイントを使い，Ｄ･Ｆのマークをはずしてシュート。
- （4）（3）でマークをはずした後，フォローに来たＤ･Ｆをかわしてシュート。
