防御の面においては,相手のシュート成功率を低く押さえたところに防御 の特徴を見ることができ,練習の課題であった防御力の強化が、数字に表わ れていると評価してよい。  

時間の経.過から得点・失点をみると,立ち上がりに得点が取れない傾向, 後半・中盤まで失点を押さえている傾向のあることがわかる。  

得点の方法を見てみると,カットイン、速攻,スカイプレーやフォーメー ションによる得点が多く、本来もっと多くなるべきサイドシュートやロング シュートが少なく、また成功率も低いことがわかる。1シーズンのスコアー から簡単な分析を試みたが,この分析とふだんの練習やゲームの観察からチ ームや個人の課題を得、チーム全員で納得づくで練習に打ち込むことは重要 なことである。  

記録用紙の記入例を参考につけ加えておく(表2)。

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