b.シューター以外のコートプレーヤー

(5)フリーオフェンスとフオーメーションプレー

1人1人がチームの基本的な考えの中で自由に判断し攻撃するプレーを,フリーオフェンスという。それに対して,1人1人の動きを決めてシュートにつなげる方法をフォーメーションプレーという。フォーメーションプレーも,フリーオフェンスと同様に,ポジションの配置 →ゆさぶり →突破→シュートの過程を経て行われる。 

フォーメーションプレーは,ゲームの進行の中で,いろいろな場面で用いられる。

確実に1点欲しいとき,攻めあぐねたときの打開策としてなど,多種多様である。

 〈フォーメーションプレーの要領〉

a.ポジションの配置とゆさぶりについて

ポジションの配置とゆさぶりは,チームが通常使用している方法を用いるのがよい。違ったポジションからフォーメーションを行うと,1回行っただけで相手側に見破られることになる。また,そのゲームを他のチームが観戦していれば,そのチームに対しても使えなくなる可能性があるからである。 よくゲームで見かけることだが,ポジションについてすぐに突破の形を作ろうとするフォーメーションがある。いくらよい突破の形であっても,相手チームをゆさぶる段階がなければ突破も難しい。

b.突破

突破の方法は前述したものをとり入れて行うが,できるだけ確実なものがよい。フォーメーションといえば,スカイプレーでは失敗したときのダメージが大きすぎるので,ブロックプレーを中心としたものが最も安全である。

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